2015年8月13日
持続可能性

悲報:今年の予算終了。これからどうします?

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 こんにちは、レスポンスアビリティの足立です。お盆ということで、故郷に戻ってのんびりしている方も多いかもしれませんが、とても残念なニュースです。それは…

 私たちは今日8月13日で、今年の予算をもう使いきってしまったのです! まだ年末までは4ヶ月半もあるのに、この先一体どうやって暮らしていったらいいのか…

 もしかしたらどこかの国の国家予算の話かと思われたかもしれませんが(^^;)、そうではありません。これは私たちの住む星、地球の話です。

 私たちの生活や社会が持続可能であるためには、地球の再生産能力の範囲の中で暮らしたり、活動をすればいいのですが… 実際には私たちは「それ以上」を使ってしまっています。なので、今のままの生活や事業活動は持続不可能ということなのです。

地球が2.3個必要な暮らし!?

 私たちがいまどのぐらい地球の資源をその再生産能力を超えて使っているのかということは、グローバル・フットプリント・ネットワーク(Global Footprint Network)というNGOが国ごとに計算しています。

 詳細についてはまた別の記事で紹介したいと思いますが、全世界で平均すると、今私たちは地球1.6個分の生活をしていると言われます。そして、もし世界が日本と同じように生活をしたら、地球は2.3個必要になります。もちろんこれは持続可能ではありません。

 最初の書いた今年の予算を使い切ってしまったというのは、もっと正確に言えば「人間による自然資源の消費量が、地球が持つ一年分の再生産量とCO2吸収量を超えた」(出典:WWFジャパン)ということで、その日のことを「アース・オーバーシュート・デー」(Earth Overshoot Day)と呼んでいます。

地球を飛び越してしまった日

 オーバーシュートとは、飛び越す、行き過ぎるという意味ですから、私たちは本来収めるべき範囲を今日飛び越してしまったということなのです。

 こんなに早く一年の予算を使い切ってしまったということも驚きですが、もっと気になるのは、オーバーシュート・デーが毎年早まっているということです。今年のオーバーシュート・デーは昨年2014年よりも4日早くなっているのです。

 オーバーシュート・デーの説明は、以下の動画もご覧ください。


 
 
 それでは、いつごろだったら私たちは地球の予算内で生活をできていたのでしょうか? 戦前? それとも江戸時代?

江戸時代に戻る必要はない!

 いえ、実はそんな昔に遡る必要はないのです。年末より前に予算を使い切るようになったのは、1970年代に入ってからなのです。つまり、このような状態になってから、たかだか50年しか経っていないのです。

 なので、私たちは江戸時代の生活に戻る必要はありません。1970年の頃の消費量に戻ればいいのです。ましてや今は1970年代に比べて、圧倒的に環境効率は良くなっています。当時よりはるかに少ないエネルギーや資源で、同じことができるのです。だったら、そんな社会は可能な気がしませんか? 

 そうなるために、一人ひとりが無駄をなくすというのは当然のことです。ただ、私は人々の気持ちが変わることだけに頼るのはあまり現実的ではないと思います。それにはとても時間がかかり、手遅れになってしまうかもしれないからです。

「持続可能な消費と生産」を可能にする企業

 むしろ、頑張ってもらいたいのは企業です。より良い商品とサービスを今までより圧倒的に少ないエネルギーと資源の消費で提供する。それができれば私たちはオーバーシュートをなくすことができます。そういうことができる会社は必ず社会から歓迎されます。そういう会社こそ、持続可能だと言えるでしょう。

 「2030年に向けた地球全体の目標を知っていますか?」でご紹介したように、SDGs(持続可能な開発目標)の目標12は「持続可能な生産消費形態を確保する」ですが、ここで言う「持続可能な消費と生産」とは、まさにこういうことなのです。

 与えられた予算の中で生活する、活動する。家庭でも組織でも、破綻しないためにはあたり前のことです。地球においてもまったく同じですし、私はそれが必ずできると信じています。そしてその第一歩として、今の私たちは8月13日に予算を使い切ってしまっているんだということをしっかり認識しましょう。そして、来年はこれを何日かでも先の日付にする、そういう努力を始めましょう。なぜなら、それが唯一の生き残る道だからです。
 
 
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