旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。
昨年は年末にかけて業務多忙のため更新ができなくなってしまいましたが、今年はあまり気張らずに、平日はなるべく毎日いろいろな話題を提供したいと思います。ですので1月2日の今日から、「初荷」のごとく今年の活動を始めたいと思います。
年末から年始にかけ、一年をふりかえり、そして新しい一年の、さらにはこれからの長期計画を立てながら、自分の仕事、そしてこの「サスナビ!」の意味をもう一度ゆっくり考えました。そして、これはやはりきちんとブログを書いていかなくてはなと思ったのです。というのは…
このブログのトップ画面にもあるように、サスナビ!は事業に役立つ「本物のCSR」を実践するための情報を提供するサイトです。そして、この情報が今ほど大切なときもないと思うのです。
レスポンスアビリティの年始の挨拶(「2015年 新春のご挨拶」)でも書いたように、原材料調達がますます重要な課題になる中で、CSRを「責任」だとだけ思っている会社は早晩、事業を続けることができなくなるでしょう。
CSRは単なる「責任」ではなく、会社の「あり方」です。そして「本物のCSR」は、21世紀を生き残る会社にとってあるべき「あり方」なのです。
より端的に言えば、今までのやり方(いわゆるBAU=Business As Usual)ではもう生き残れない、20世紀型の会社の時代は終わったのです。21世紀を生き残り、その中で繁栄する会社であるためには、21世紀にあった会社になる必要があります。その条件が、「本物のCSR」を実践していることと言っていいでしょう。
ここでちょっと横道にそれて個人的なことを書くと、私はこの年末年始を海外で過ごしています。年末に最後の仕事が海外であったので、そのままそこで年を越したのです。
1ドル=120円で海外に来ると、途上国であってもひどく物価が高く感じます。少し前の1ドルが80円だったときに比べれば、すべてが50%高くなっているのと同じですからあたり前ですが、それほどの大きな変化が短期間の間に起きたということです。
しかも、日本以外の国では、どこでも物価は常に上昇しています。なので、海外に出かけると、いつの間にか自分がとても貧乏になったような気すらしてきます。こうした環境の中で、どうやってビジネスをしていくのか。それはあらゆるビジネスに共通の課題でしょう。
新年の挨拶にも書いたように、現実には問題は円安だけではなく、それより深刻な課題とその背景がいろいろあります。しかし、こうした課題や状況は、円安以上に「見えにくい」のです。そして、私はそれを可視化するのが、CSRの役目だと思います。
一方で、希望もあります。
海外に出かけるたびに、「日本の技術や製品、サービスがあれば…」と思います。ということは、日本と同じことをするだけでも、海外にはまだいくらでもビジネスチャンスはあるということです。
既に経済は、私たちが想像する以上に「グローバル化」しています。その歪みが、新たなCSRの課題にもなっています。だからこそ、私たちの視点と意識も「グローバル化」することで、課題も解決したいじゃないですか。
そしてそれができる会社が、世界から必要とされる21世紀型の会社として繁栄するのだと思います。
サスナビ!はそんな会社を増やすことを応援し、その結果、課題が解決された、平和で美しい世界が実現することに少しでも貢献したいと思います。
それでは今年も一年間、どうぞよろしくお願いいたします!
レスポンスアビリティ
足立直樹
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