2014年8月31日
本物のCSR

石鹸会社だってここまでできる。あなたの会社なら何ができる?

こんにちは、レスポンスアビリティの足立です。

前回の記事「子どもたちの命を救う、たった一つの習慣とは」は、大変大きな反響がありました。
(もしまだでれば、ぜひそちらをご覧になってから、
 以下の文章をお読みください。)

小さな子どもたちをとりまく過酷な環境が
ショッキングだったということもあるでしょうが、
CSRの本質である、という評価もいただきました。

私も同感です。

社会の課題を把握し、
企業の力を使ってそれを解決する。
それがCSRの本質だと思います。

そして、それがビジネスになることもありますし、
事業とは別に、社会貢献的な活動になることもあります。

このライフブイの場合にも、
インドやインドネシアの村で行っている活動は、
社会貢献でしょう。ビジネスではありません。

しかし、そこで得た様々なものが、
ビジネスにも必ずつながっていくでしょうし、
何よりこの社会の課題解決というニーズが
ビジネスにも直結しています。

ところで、このライフブイが活動をしたインドの村、
実際にどのような活動をして、どのような成果が出たのか、
気になりませんか?

実はそれも動画があります。
こちらが、村の4ヶ月後のレポートです。

子どもたちが衛生に気をつけるようになったこと、
友だちが病気になって寂しい思いをしなくなったこと、
そして、ライフブイ衛生指導員が学校や家庭でどのように
啓発・教育活動をしているかもわかりますね。

子どもに教えると、それが親の教育にもなるというのも興味深いと思います。

本来であればこれは行政の仕事かもしれません。

保健所が、衛生指導をしたり、
役所が石鹸を配ればいいのでしょう。

しかし、それができない国や地域がたくさんあるのです。
だから、今までずっと問題が解決しなかったのです。

であれば、企業が問題を解決する。

これはとても自然なことではないでしょうか?
しかも、それは企業にとっても意味があるのです。

ライフブイの社会ミッション・マネージャーの方が
以下のビデオの中で言っていますが、
石鹸を使って手を洗う習慣が身に付けば、
その習慣は一生残ります。
衛生的な習慣がずっと伝わっていくだけでなく、
ライフブイのビジネスの拡大にも貢献するでしょう。

だからこそ、このようなやり方は大規模に広げることができるし、
持続可能なのです。
その場限りの「良かったね」では終わらないのです。

また、ここでもう一つ注目したいのは、
これがライフブイで働いている社員にも
必ずや良い方向に作用するであろうということです。

すべての子どもたちが5歳の誕生日を祝えるように、
そのことのために自分たちは仕事をしている。

自分たちの仕事の意味を理解した社員が、
使命感と誇りをもって仕事をするであろうことは、
容易に想像できます。

社会の課題を把握し、
それを解決するビジョンを描く。

経営者がそのビジョンを明確に示すことができれば、
社員はきっとそのビジョンについてくるでしょうし、
大きな成果を上げることができるでしょう。

そしてもちろんそれは、社会から高く評価されるはずです。
社会から必要とされる企業となるのです。

さらに重要なことは、
これは何も途上国に限らないということです。

どんな社会にも課題はたくさんあります。
日本など「課題先進国」と言われるぐらいです(笑)

その課題のいくつかを、
企業が解決することができたら…

石鹸だけを売っている会社でも、こんなことができるのです。
あなたの会社の力で、
解決出来る課題はきっとあるはずです。
 
 
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