2014年8月6日
本物のCSR

あなたの会社は何のために存在するのですか?

 

 

こんにちは、レスポンスアビリティの足立です。

 

CSRでしばしば話題になるのは、

「会社は何のために存在するのか?」
ということです。

特に重要なのは、
一般的としての存在意義ではなく、
自分の会社は何のために存在しているのか?
ということです。

これに対していろいろな答えがあるでしょう。
社会の役に立つため、
お客様に良い製品を届けるため、
このサービスを世の中に広めたい…

あるいは逆に、
儲かればどんな事業でもいいという経営者や、
投資リターンが高ければいいという投資家もいるでしょう。
働いている社員だって、高い給料がもらえれば仕事の内容は問わないという割り切った方もいるかもしれません。

しかし、実際にはそういうドライな考えの社員は少数派で、
やはり製品やサービスの内容、
つまりは世の中に提供している価値に「誇り」をもっている方が多いのではないでしょうか。

私は人間は基本的に、人の役に立つことが好きな存在だと思います。

利己的な行動ももちろんありますが、
ではそれだけで満足できるのか?

たとえば自分だけが一人勝ちしたとして、
それで本当に満足できるのか?ということです。

もしかしたら、
一人勝ちした瞬間は達成感があるかもしれません。
けれど、それはあまり長続きしないような気がします。

すごいねぇと褒めてくれる人がいたら
その満足感はもう少し続くかもしれません。

でも、一人勝ちの状態がずっと続いたとしたら、
もはやそれで讃えられることもないでしょうし、
それと同時にそこから得られる満足感も減っていくでしょう。

満足感を得るには?

心理学者のアブラハム・マズローは、
欲求段階説を提唱し、
人間は生理的欲求安全の欲求が満たされただけでは満足せず、
さらに所属と愛の欲求
そして承認の欲求
究極には自己実現の欲求があるとしました。

人の役に立つことは所属の欲求を満たしますし、
それで感謝されれば、さらに承認の欲求も満たされます。
そしてそのために自分の能力を最大限に発揮することができれば…
自己実現の欲求も満たされることになります。

そう考えると、
社員のやる気を高めるためにも、
やはり会社の存在意義、
つまりミッションとかビジョンは、
とても大切
だということがわかりますよね。

そして、
そのように同じ方向性を目指す人々が集まった会社は、
当然、競争力を発揮するでしょうし、
持続可能性も高まるでしょう。

働く人のやる気と満足度を高め、
社会によりよく貢献し、
社会からも求められる存在である。
そして、もちろん競争力も高い

そういう会社こそ持続可能性は高いでしょうし、
そういう会社にすることはCSRそのものです。

なので、
あなたの会社はなんのために存在するのか?
そして、どうなることを目指しているのか?

このことは「本物のCSR」を考える上でまず確認すべきことです。

会社のミッションとビジョンを、
ぜひもう一度社内で議論してみてください。

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