2014年8月8日
本物のCSR

想いのある会社は…

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こんにちは、レスポンスアビリティの足立です。

先日書いた「あなたの会社は何のために存在するのですか?」が、予想以上に多くのご賛同をいただきました。

やはり皆さん同じ思いなのだと、とても心強く思いました。

そして私はこの思い、
つまり「人の役に立ちたい」、
社会をより良くしたい」という気持ちが、
いまの行き過ぎた資本主義の歯止めになってくれるものと信じています。

もしそうでないとしたら、
あらゆる事業において、
その業界のナンバー1だけが生き残り、
それ以外の企業は淘汰されることになりかねないからです。

そのような寡占状態が、
公平な世の中を実現するとは考えにくいですし、
また、業界ナンバー1の企業であっても、
その中で働く人々に安心をもたらすとは思えないからです。

なので、
私は考え方がハッキリしている会社が好きですし、
何を目指している会社なのかということで、
その会社を応援するかどうかも決めて
います。

もちろん製品やサービスの質は重要ですし、
価格もある程度は考えます。
けれど、
まったく自分の考えと相容れない会社であれば、
やはりそこからはなるべく買いたくないのです。

ベン&ジェリーズを知っていますか?

では、具体的にどんな会社が好きなのかと聞かれると…

あなたは「ベン&ジェリーズ」をご存知でしょうか?

人の名前を二つ重ねただけなので、
そもそもご存知ないと、何の会社なのかは想像しにくいと思います。

実はこれ、アイスクリームの会社です。

しかも、かなりユニークなアイスクリームを作っています。
「クッキーカーニバル」
「チャンキーモンキー」
「マッチャ メイドイン ヘブン」
「フィッシュフード」…

これがみんな、アイスクリームのフレーバーなのです。
名前だけでは、どんな味なのか想像できないですよね?

でも、安心してください。
意外な組み合わせであっても、どれも美味しいですから(笑)

※ちなみにトップの写真は、残念ながらベン&ジェリーズのアイスクリームではありません。「イメージ画像」ですので、悪しからず。

しかし、ベン&ジェリーズがユニークなのは、
そのフレーバーだけではありません。

ローカルな最高の食材を使って、
生産地のコミュニティを支えるなど、
サステナビリティにものすごくこだわっているのです。

1970年代後半にアメリカの片田舎でスタートした
ベン&ジェリーズは、
熱狂的とも言えるファンを集め、
今は世界展開しています。
なので、日本でもこのユニークなアイスクリームを楽しむことができます。

ただ…
今から10年ちょっと前に、
ちょっとショッキングなことが起きたのです。

ベン&ジェリーズが、
食品業界の巨人、ユニリーバに買収されたのです…

ユニリーバは、
サステナビリティのためにいろいろと努力をしている会社です。
様々な原材料の認証制度作りに携わったり、
持続可能な原材料への完全な切り換えを宣言したり、
地域コミュニティを支えたり…
グローバル企業の中では圧倒的にサステナビリティを考えている企業だと思います。

それでもやはり、
グローバルな巨大企業なのです。
世界中で、同じような製品を大量に製造し、大量に販売している会社です。

ベン&ジェリーズのイメージとはかなり相容れないと、
誰もが感じるのではないでしょうか?

私もそうでした。
これでもうベン&ジェリーズが変わってしまうのではないか。

正直に言えば、
それからはちょっと白けた目でベン&ジェリーズを見るようになったのです。

巨大企業に買収されてどう変わったのか?

ところがです。
その後の様子を見ていると、
案外、変化が感じられないのです(笑)

ユニリーバ傘下になったからと、
ベン&ジェリーズの姿勢や製品が全然変わってしまったようには
見えなかったんですね。

どういうことなのかなとちょっと不思議だったのですが、
Greenz.jp代表の鈴木菜央さんが最近お書きになった
バーモント州まで行って聞いてきました!ベン&ジェリーズ創業者 ジェリー・グリーンフィールドさんが語る、人を幸せにするヒッピー企業経営論
を読んで、納得しました。
なるほど、そういうことだったのですね。

詳しいことは、わざわざバーモント州まで出かけて、
直接話を聞いてきた鈴木さんの記事を読んでいただくのがいいと思います。
(かなりオススメ記事です)

何を目指しているのか、
信念をもった会社というのはこういうことなのだなと、
ご理解いただけると思います。

そして、そういう会社がこうやって続いていることに、
いやそれどころか、どんどん支持を集めていることに、
私は希望を感じています。

人が求めているのは、
人の役に立っていると実感できることなのだ。
そう確信するのです。
 
 
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