2014年8月29日
本物のCSR

子どもたちの命を救う、たった一つの習慣とは

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こんにちは、レスポンスアビリティの足立です。

社会の課題をどのように解決し、
どのような明るい未来を描くか。

それがわかるビジョンは、
全社をひっぱる求心力になるだけではなく、
社会に対しても、その会社の価値観をわかりやすく伝えてくれます。

そして、そのビジョンに共感するステークホルダーが、
そういう会社をサポートしてくれるでしょう。

社会の課題を解決するのですから、
当然、社会から必要とされ、
ビジネス的にも成功するはずです。

少し前に日本でもはやったBOPビジネスだって、
本当の意味はそこにあると思います。

BOPとは、Bottom of the Pyramid、
すなわち経済的に言えば
ピラミッドの底辺に位置するような貧しい人々。

小分けにして売れば、貧しい人でも買えるので、
そこに莫大なマーケットができる。
そういう話では本来なかったはずです。

貧しいが故にもたらされる様々な問題…
それを解決するようなものを、
無理せず買えるような価格で提供することで、
その社会の課題を解決することにつながる。

だから、BOPはうまく行ったし、
称賛されるビジネスだったのです。

日本では、
単なる途上国向けビジネス、と思われ、
新しい市場を開拓するための手法のように
もてはやされたのは、いささか残念です。

この社会の課題をどうにしかしたい、
そういう思いが原点になければ、
BOPビジネスだって成功しない
と思うのです。

インドネシアのある村で…

そこで、ちょっと見ていただきたい動画があります。
まずはともかく、これを見てみてください。

 
 
 
 
 
 
 

ちゃんと見ていただけましたか?

わずか3分の短いものです。
もしまだだったら、見てからこの下に移動してくださいね。

 
 
 
 
 
 
 

なぜ、この若い女性が一本の木を大切にするのか、
あなたはわかったでしょうか?

ひょっとしたら、ちょっと気がおかしくなってしまった人
なんだろうか? もしかしたらそう思われたかもしれません。

動画の一番最後に種明かしがされますが、
この若い女性は、幼子を亡くしてしまったのです。

インドネシアのこの村では、
子どもが生まれると1本木を植える
習慣があるそうです。

なので、このお母さんも1本木を植えました。
ところが、その子どもは5歳になる前になくなってしまい、
木だけが残ったのです。

だから、お母さんはこの木を自分の子どもだと思って
大切にしているのですね。

最後のシーンは、この子どもが生きていたら5歳になる誕生日、
その前夜です。

「明日は5歳の誕生日なのだから、大切な日なのだから」と、
夫は優しく妻と木に語りかけます。

そして、その後に続くメッセージは…

毎年、5000人近い母親が彼女のように、
5歳になる前に子どもを亡くしています。
下痢や肺炎などの感染によって。

そして、木だけが残るのです…

しかし、このような悲劇は、
石鹸で手を洗うだけで防げます。

手洗いが救う命

この動画を作ったライフブイという石鹸会社は、
インドのThesgoraという村の管理を引き受け、
わずか一年で下痢の発生率を36%から5%に減らすことに
成功したそうです。
衛生に気をつけること、手を洗うことを教えるだけで。

そして今は、インドネシアのある村で、
同じようなプログラムを展開しているのです。

なので、このライフブイが呼びかけるのは、
すべての子どもの5歳の誕生日を祝いましょう
なのです。

ちなみにライフブイ(lifebuoy)とは「救命浮輪」という意味です。
もともとはイギリス発祥の石鹸メーカーですが、現在では
ユニリーバのブランドとなり、安価な石鹸を提供することで
アジア、アフリカ、ラテン・アメリカの衛生状態を変えることを
ミッションとしています。

動画にあった年間5000人の乳幼児が感染症で亡くなるというのは
インドネシアの数字ですが、インドではなんと年間38万人!、
一日に1000人以上の乳幼児が下痢関連の病気で亡くなっているのだそうです。

ですから、インドでは子どもが無事に5歳を迎えるのは本当に大変なことであり、
喜ばしいことなのです。

奇跡を奇跡ではなくする

ライフブイの動画をもう一つご紹介しましょう。

息子が無事に5歳を迎えた。そのことを神に感謝する男性。
それがこの動画の主役です。

この男性の息子で5歳を迎えたのは、この子どもが初めてだったのです。

子どもの無事を思う気持ちは、
どこの国の親にとっても同じでしょう。

しかし、インドネシアやインドの人々は、
私たちの何倍も、何十倍も、この動画にぐっときていることでしょう。
 
 
社会の課題を解決する製品を提供する、
この会社のビジョンはインドやインドネシアの人々には
きっとしっかりと伝わっているはずです。

奇跡を奇跡ではなくする。
企業には、そんなことだってできるのです。

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