2014年7月30日
月の便り

メッセージは絞り込め

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こんにちは、レスポンスアビリティの足立です。

「コミュニケーション」と聞くと、
あなたはどんなことをイメージするでしょうか?

何か特別なこと?
それとも日常的なオシャベリでしょうか?

一口にコミュニケーションと言っても、
いろいろなものがあります。

しかし、どんなコミュニケーションについても
言えることは…

ビジネスを含めて、
人間活動の多くはコミュニケーションそのものである
ということです。

もしこれが言い過ぎだとしても、
人間活動の大部分はコミュニケーションに依存している
これだったら、正しいと思っていただけるのでは
ないでしょうか?

しかし、
毎日のように行っているコミュニケーションが
そんなに簡単ではないことも事実です。

ましてや、
企業がステークホルダーに発信する
コミュニケーションとなると…

でも、コミュニケーションには
いくつかコツがあります。

そのうち今日は一つのコツにしぼって
お話ししたいと思います。

先週の「サステナブルCSRレター」からの転載です。
 
 
《月の便り》

メッセージは絞り込め

            サステナビリティプラナー  足立直樹

 こんにちは、レスポンスアビリティの足立です。新月よりちょっ
と早めですが、CSRに関する旬のメッセージをお届けいたします。

 どんな仕事をしていても、コミュニケーションというのは非常に
重要です。職人さんなら「自分の作ったものを見て判断して欲し
い。わかるに人がわかればいい」というのもありかもしれませんが
(笑)、一般のビジネスでは、周りの人ときちんと意思の疎通がで
きなければ仕事は進みません。(もっとも職人さんは、自分の仕事
を通じて非言語的コミュニケーションをしているのでしょうけれ
ど…)

 ましてやCSR担当となれば、社内・社外のさまざまな関係者、
いわゆるステークホルダーの方々とのコミュニケーションが仕事の
かなりの部分を占めているはずです。しかも、他の業務の場合と違
って、関係する方々のバックグラウンドの多様さと言ったら… さ
ぞかし毎日ご苦労なさっているだろうとお察しいたします。

 そのコミュニケーションの中でも特に大きな位置を占めているの
がCSR報告書でしょう。いろいろな会社から次々に届く今年の報
告書を見ていると、ご担当の方々の苦労がしのばれます。

 私自身も、このように文章を書いたり、大勢の方の前でお話しさ
せていただいたり、コミュニケーションそのものが仕事の大きな部
分を占めているのですが、自分の伝えようとしていることがなかな
か伝わらず、歯がゆい思いをすることもしばしばです。

 ですから、どうしたら良いコミュニケーションができるのかとい
うことはいつも考えているつもりでした。そんな中、先日、サスナ
ビ!チャンネルで、環境コミュニケーションのプロであるThink
the Earthの上田壮一さんにインタビューをさせていただいたとき
にお聞きした「伝えることと伝わることは別」という言葉が強く印
象に残りました。
 
 

 
 
 これはなるほどと思う指摘で、自分が伝えたつもりでも、肝心の
相手に伝わっていなくてはまったく意味がありません。ところが、
私たちは往々にして自分が伝えたことで満足してしまいます。

 しかし、本当に伝えるためには、理解してもらうためには、相手
がわかりやすい表現をするとか、何度も伝えるとか、そういった努
力が必要になるわけです。

 そういう意味から言えば、「それはCSRレポートのxxページに
書いてあります」と説明するのでは、たしかに書かれはいても、伝
わってはいないということでしょう。

 もちろんだからと言って、重複ばかりの冗長なレポートにするわ
けにはいかないでしょう。なので、私がお勧めしたいのは、本当に
伝えたいことにズバリと絞り込んだレポートにしたり、コミュニケ
ーションとすること
です。

 もちろんレポートにおいてはデータは網羅性が必要ですが、メッ
セージについてはグッと絞り込むことができるはずです。いろいろ
な話題を散りばめて、数を打てば当たるというのではなく、自分た
ちが今もっとも伝えたい、語りたいと思うことにフォーカスして、
それを丁寧に語る。
そういうレポートであれば、伝えたいことが明
確になり、たとえ読み手の直接の興味とドンピシャリではなかった
としても、この会社はそういうことを考えているのだなということ
は伝わるでしょう。

 業務の中で日々行っている様々なコミュニケーション。本当に何
を伝えたいのか、メッセージは十分に絞り込めているでしょうか?
それを意識するだけでレポートも、それ以外のコミュニケーション
も、ぐっと伝わるものになるはずです。ぜひお試しください。
 
 
初出:2014年7月24日発行 サステナブルCSRレター No.187

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