2014年8月4日
サプライチェーン管理

マクドナルドが払うツケ

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こんにちは、レスポンスアビリティの足立です。

中国サプライヤーが使用期限切れの食肉を使用していた問題で、
日本マクドナルドは売上が計画比で15-20%減少しており、
信頼回復のための費用がどれだけかかるか分からず
「現段階で影響を合理的にみつもることができない」ため
2014年12月期通期業績予想を未定と発表しました(2014年7月29日ロイター)。

客数が10%弱減少し、売上高が15-20%
在庫処分や信頼回復のための投資を考えると
数十億円規模の損失が出てもおかしくない」
との認識ですが、
これは同社の2013年度の利益45億円と比較して
きわめて大きな金額です。

サプライヤー一社で起きた問題が、
マクドナルドという有名ブランドの経営を揺るがすような
ことになりかねないのです。

また、その後いろいろと明らかになったことを追ってみると、
問題があった上海福喜食品では以前からこのような
ことが繰り返し行われていたようで、
元従業員が製造日の改竄を内部告発したものの、
結局は解雇され、裁判でも敗訴したとの情報もあります。
(2014年7月27日、MSN産経ニュース)

さらに…
今回の上海福喜食品が直接関係があるかどうかは
わかりませんが、
中国国内で飼育・加工する鶏肉について
残留薬品や成長ホルモンの過剰投与の疑惑が
2012年頃ありましたが、
このときには日本マクドナルドは
仕入れ先を回答しなかったようです。
(2013年1月23日、My News Japan)

以前の関連記事「マクドナルドのアキレス腱」では、
きちんとしたCSR調達をしましょうね、
ということをお話ししました。

日本マクドナルドはもちろんサプライヤー管理を
していたはずですが、
こうした情報が出てくると、
その管理や監査はやはり機能していなかったようです。

サプライヤー管理を重視していたのか?

正直に感想を言えば、
サプライヤー管理をあまり重視していなかったのではないか
そんな感想さえ持ってしまいます。

サプライヤーの一社が重大な問題を起こせば、
一年の利益がすべて吹き飛び、
信頼を回復するまでにはさらに多くの時間とお金がかかる

そのことを明確に教えてくれたのが今回の事件でしょう。

マクドナルドがこれから払わなくてはいけないツケは、
決して小さなものではありません。

そしてだからこそ、
自社だけでなくサプライチェーンも巻き込んで、
日本国内だけでなく海外も含めて、
「本物のCSR」を進める
意味があるのです。

社内ではなく、
社外のサプライヤーを管理するのです。
社内以上に注意深く進める必要があるのです。

さて、あなたの会社のCSRは、
こうした事故を防ぐ機能を果たしているでしょうか?
 
サプライヤーにおいてCSRへの配慮を進めるためには、
サスナビ!チャンネルの「CSR調達」が参考になるでしょう。

 
こちらの記事もぜひ一緒にご覧ください。↓
「サプライヤーのリスクから解法される方法」
 
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