2014年8月27日
本物のCSR

正しいビジョンの作り方:その社会にはどんな課題があるのか?

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こんにちは、レスポンスアビリティの足立です。

前の記事「求心力を作るには、ビジョンを共有しよう」では、ビジョンを明確にして
長期的な事業を行っている企業の例として
ソフトバンクの事例をご紹介しました。

新30年ビジョンのイメージ映像は二つとも
見ていただいたでしょうか?

二つあった映像のうち、
あなたはどちらがお好きでしたか?

もちろん個人的な「趣味」もあるのですが、
私は二番目に紹介した”We”の方が魅力的に感じました。

時間的にも空間的にもかなり視野を広げた一番目よりも、
視点がより個人的なものの方がスッと入ってくるのかもしれません。

そしてもっと大きな違いは、
一番目はテクノロジーが先にあるように感じることです。
一方、二番目はあくまで人が先です。
出発点が技術なのか、人(とその課題)なのか、
その違いが私には大きく感じられました。

誰も、ひとりぼっちにはさせない」なんて、
なかなかいいメッセージだと思います。
(個人的には「情報革命」なんかよりはるかにグッと来ます。)

結局のところ、一人ひとりの人間にとって
問題をどう解決するかという部分は
それほどこだわりはないと思うのです。

問題は、悩みが解決されるかどうかであって、
解決のためにこの方法を使わなくてはダメだ
という人は少ないでしょう。

CSRも同じです。

社会のどのような課題を解決するか。
意味あるCSRのためには、
それが一番重要だからです。

自分たちだったら、この課題を他の誰よりもうまく解決する、
そういう発想が人々を惹きつけ、
また、そういう活動が成果出せば、高い評価につながります。

こういう技術を持っているから、
それをどう応用しようか、
ではないのです。

もちろん自社の技術であったり、ノウハウであったり、
様々なリソースを有効に使うことは必要なのですが、
リソースが先にあるのではなく、
課題が先です。

そして、課題をきちんと発見するためには、
日ごろから社会のこと、そこに暮らす人々にどれだけ
関心を持っているか
が鍵になります。

その社会にはどんな課題があるのか?

つまり、
その社会にはどんな課題があるのか、
それをきちんと把握できているかどうかなのです。

発見した社会的な課題と自分たちが提供できる
リソースがピッタリと合ったとき、
そこに最高のソリューションが生まれ、
そのプロジェクトは高く評価されるようになるでしょう。

ビジネス的には、
「こういう素晴らしい技術やアイディアがあるから、
 それを応用して商売をしよう」
という発想はアリでしょう。

しかし本物のCSRのためには、
やはり課題から出発する方がうまく行くことが多いように
思います。

以前、コカコーラの一連のキャンペーンをご紹介しましたが、
これらはいずれも、課題が出発的にあったと思います。
だからこそ、多くの人々の共感を得られたのです。

次回は、社会のニーズをビジネスそのものにして、
それをうまくコミュニケートもしている企業の事例を
ご紹介したいと思います。

オマケ
Googleのこのビデオもおもしろいと思います。
これがGoogleのビジョンというわけではないでしょうが、
ビジョンの中の一部を垣間見た気になります。

Google Search: Reunion(再会)

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