ISO14001改訂で注目の「生物多様性」


きちんと取り組めていますか?

取り組まなくてはいけない理由、理解できていますか?


企業と生物多様性、
正しく効果的に取り組むための一日研修






なぜ生物多様性が必要なのか?


あなたの会社では「生物多様性」にどのように取り組んでいるでしょうか?

生物多様性というと、自然保護団体への募金や、植林などをすればいいと思っている企業が大半です。つまり、社会貢献の一部だと考えているのです。

もしあなたの会社もそう考えているようなら要注意です。なぜなら、もしそのような対応しかしていないのであれば(あるいは何も取り組んでいないのであれば)…
という評価をされてしまうかもしれないからです。

ISO26000やGRI G4に続き、この9月からはISO14001でも生物多様性についての取り組みが求められるようになります。そもそもそうした外部規範とは関係なく、自社 の事業を継続させるためにも、生物多様性という課題にきちんと正しく取り組む必要があるのです。それは、多くの先進企業が、全社を挙げてこの重要課題とし て取り組んでいることからも明らかでしょう。

つまり、生物多様性は社会貢献としてではなく、自社の事業を継続させるための条件として取り組む必要があるのです。


どうしたらいいのか?


でも...

なんで、それが自社の事業の継続の条件になるのか、どんな関係があるのか、よくわかりませんよね?

実は「生物多様性」という課題は、この入口が一番の問題なのです。

正直言って入口がわかりにくいのです。だから、ここで迷ったり、誤解したり、あるいはこういう課題があることを見なかったことにする企業が続出しているのです。

企業と生物多様性について解説した本も出ていますが、この分野の専門家である私たちの目から見ると、そもそも誤解していたり、誤った誘導をしているものも少なくありません。

なぜそのようなことが起きるのでしょうか? それは…

私たち企業人が理解すべきことは、「生物多様性」そのものではなく、

「自社の事業にとっての生物多様性の意味」だからです。

つまり、一般的な生物多様性の状況や他社の取り組みをいくら勉強しても、それがそのまま役に立つとは限らないのです。

むしろ、間違ったことをしてしまったり、場合によってはそれが裏目に出てしまうことすらあります。

ですからあくまで「自社と生物多様性の関係性」を軸に分析し、行動する必要があるのです。


解決方法を用意しました


「なるほど、それはもっともだけれど…」、「頭では理解できるけれど、実際にはどうしたらいいのか?」 説明を聞いてさらに悩んでしまったかもしれませんね。

大丈夫です。どうぞ安心してください。

あなたの会社の事業と生物多様性の関係性を、わずか一日で、予備知識ゼロからでもしっかり理解できる、整理できるプログラムを用意しました。

それだけではありません。

この方法を身につければ、あなたは会社に戻ってから、同僚や関係部署の方々に、事業と生物多様性の関係性を分析する方法を教えられるようになっているでしょう。つまり、水平展開も可能になるのです。

なので… このプログラムは、私たちの同業と考えられる方々には非公開となっています。それ以外の、一般的な事業会社の方々だけを対象としています。


なぜレスポンスアビリティなのか?


ISO14001の改訂もあり、これからは今まで以上にこうしたセミナーや講習も増えてくると思います。

そうしたプログラムではなく、レスポンスアビリティが主催するこの講座をあなたが選ぶべき理由は何なのでしょうか?

まず第一に、この分野の本物の専門家から直接指導を受けられることが挙げられます。レスポンスアビリティの代表であり足立直樹は、もともとは生態学(生物 多様性を研究する学問分野です)の研究者でした。東京大学大学院で生態学を専攻して博士号を取得し、国立環境研究所の研究員になり、マレーシア国立の森林 研究所(FRIM)に派遣され、国際協同研究をしていたこともある専門家です。

つまり、生物多様性や生態系そのものについて研究してきた経験があり、熱帯雨林を始めとする生態系についても理解が深い、本当の現場を知る専門家です。生 物多様性が話題になってから何冊か本を読んで知識を得ただけの「コンサルタント」とは知識と経験の厚みが違うのです。

それでも、生物のことや、生態系のことだけなら、大学の先生など、現役の研究者の方々の方がずっと詳しいでしょう。なにしろ、毎日それだけを専門に研究し続けているのですから、遥かに詳しいのは当然です。

ですが、そういう先生方は、企業活動のことをどのぐらい理解しているでしょうか?
事業プロセスと生物多様性の関係を理解して、それをどう調整するか、変えていくか、アイディアを出したり、指導したりできるでしょうか?

足立自身が研究者だったのでよくわかるのですが、「研究者=象牙の塔の住人」というのはかなり当たっています。逆にそうでなくては、研究者として良い業績は残せないのです。

一方、今回の指導を担当する足立は、アカデミックな専門知識を持ちながら、実際に企業を指導したり、一緒にプロジェクトを行うことをもう10年以上も行 なってきています。様々な業界の事業プロセス、企業活動の実態、社内にありがちな課題、そうしたことを理解し、また実際にプロジェクトを進める上で何が難 しいのか、どうしたらそれを乗り越えられるのか… そうしたことを実際に経験してきました。

つまり、私たちであれば、そうした様々な事情を理解した上で指導できるのです。机上の空論や理想論ではなく、事業の現場を理解した上で、現実的で実践的なアプローチをお話しできるのです。

まだあります。

最近は、足立の書いた本や記事、講演でお話ししたことを、ほぼそのままコピーなさる方もいらっしゃるようです(笑)。それだけ注目してくださるのは嬉しい ことではあるのですが、当然ながらコピーには「劣化」がつきものです。もしコピーなさった方が間違って理解していたら… 伝わるのはもちろん間違った情 報、考え方です。応用も効きませんから、想定外の質問をされても適切な回答をすることは難しいでしょう。

さらに言えば、私から聞いた話以上のこと、特に最近の進展や細部のノウハウについては、けっして伝えることはできないでしょう。

実はこの分野は、案外と進化も速いのです。ふだんから足立が書く記事などをお読みになっている方ならご存じだと思いますが、日本は今やこの分野では「周回 遅れ」になってしまっています。日本がグズグズしているうちに、欧州を中心に、世界はどんどん先を走っているのです。足立はこの分野の世界の専門家との密 なネットワークも持っていますので、最先端で何が起きているかもちろん承知しています。(だからこそ、日本が遅れていることもよくわかるのです。)

もちろん、海外のやり方が荒削りだという印象があるのは私たちも承知していますが、グローバルな経済を動かすのはグローバルなルールとトレンドです。私た ち日本人や日本企業がいくら「もっと丁寧に」「もっと精密に」と言ったところで、評価されるのはグローバルな文脈においてです。

「生物多様性や生態学をきちんと理解した人から教わらなくてもいい」、「企業経営の現場は知らなくてもいい」、「世界の動向なんて関係ない」。もしあなたがそうお考えになるのであれば、それはあなたのご自由です。

しかし、もしあなたが、生物多様性(生態学)の専門性、企業経営・企業活動を指導してきた経験、グローバルな専門家ネットワークを通した最新の知見、そしてこれらの総合力を求めるのであれば、私たちレスポンスアビリティはその候補になるはずです。


誰が参加すべきなのか?


今回の研修は、どのような方を対象としているのでしょうか?

生物多様性のことがまだよくわからない(まったくわからないでももちろん結構です)方、生物多様性はなんとなく理解しているつもりだが、自社はどうすべきかわからない方、確信を持てない方、そうした方々を対象にしています。

「うちはもう生物多様性の活動方針も出来ているし、実際の活動も行っている」という場合でも、その活動方針の決め方や、行っている活動が適切なものかどうか再確認するためにご利用いただくのもいいでしょう。

あるいは、最近異動になった担当者の方に生物多様性をゼロから勉強してもらいたい、そういう場合にはぜひその新しいご担当者にご参加いただいてください。社内で教育するより手っ取り早く、確実です。

「ここでノウハウを勉強して、それをもとにビジネスをしたい。」という方にも、この研修はそうした知識やノウハウを得るにはピッタリです。ただし、残念ながらそのような目的の方は私たちではお受けできません。どうか悪しからずご了承ください。

なお、部内で誰が参加すべきか?とお悩みの場合ですが、もっとも若手のスタッフにお一人でご参加いただくのはあまりお勧めいたしません。というのは、ある 程度事業の全体像を理解し、結果を社内に展開するためのリーダーシップを発揮できる方が望ましいからです。中堅リーダーの方や、複数名でのご参加(割引も あります)をお勧めいたします。



研修の特徴

この一日研修に参加すると、以下のような効果が期待できます。

開催日時

プログラム

AM(10:00~12:00) レクチャー PM(13:00~17:30) ワークショップ形式の研修
※ 内容は若干変更になる場合があります


費用について


どの分野でもコスト削減が強く求められている。そんな声を企業の方からよくお聞きいたします。ですので、私たちもなるべく安い費用で、なるべく多くの企業 の方にこのプログラムを利用していただきたい、そしてリスクを管理し、適切な活動を行っていただきたい、そう考えています。

実はそもそも、そのような思いで生まれたのがこのプログラムなのです。というのも、私たちレスポンスアビリティでは、これまで多くの、そして様々な分野の 先進企業に対して、生物多様性のリスク分析や、方針策定等のお手伝いをしてきました。いずれもすべて、カスタムメイドのコンサルティングプロジェクトで す。

そのような場合には、詳細なヒアリングや、何度ものミーティング、そして今回のような関係性分析、リスク分析などを繰り返し、数ヶ月、場合によっては一年近くかけることもありました。

当然ですが、こうしたプロセスを通じて分析を行うと、費用もそれなりのものになります。最低でも数百万円はかかります。事業範囲や内容が増えれば、作業時間は増加し、その何倍もの費用がかかることもありました。

もちろんそれは非常に意味のあるプロセスとお金の使い方だと思います。なぜならこのことによって、何十億円、何百億円、いえ、実際にはとても金銭換算でき ないようなリスクを回避することができたからです。あるいは、企業価値をさらに上げることができた効果も、かなり大きなものだと思います。

ただ、生物多様性のことが社内でも、またあなた自身にもよくわからない段階から、いきなりそれだけの費用をかけることは難しいでしょう(実際には、私たちはそれは「費用」ではなく、「投資」だと考えています。なぜなら後から十分に元がとれるからです)。

私たちのノウハウを惜しみなく提供することになるので、また足立をはじめとする弊社の経験豊富なスタッフが一日付きっきり指導することを考えて、数十万円の費用をいただこうかとも思いました。

しかし、それではやはり参加するためのハードルが高くなってしまい、私たちとしても本意ではありません。また、このような形でのオープン研修は、今回が私たちにとっても初めての機会となります。

ですから今回は思い切って、88,000円(税別)という特別の価格にしました。さらに、先着3社限定で68,000円(税別)、また同じ会社から2名以上ご参加いただける場合には、お二人目以降は58,000(税別)と大幅値引することにいたしました。

生物多様性に取り組むことの意味がわかる方からすれば、とても意味のある投資だとご納得いただけるものと思います。

その重要性がわからない場合には…

無理をして参加するには及びません。これなら安いと思えるようになってからの方がいいと思います。(ただし、次回の開催がいつになるのか、そもそも次回開催するのかどうかは未定です。どうぞ悪しからずご了承ください。)

なお、あなたの会社の事業に完全にカスタマイズした社内向けの研修をご希望なさる場合はどうぞいつでもご相談ください。200万円程度からお受けいたします。

また、これに限らず、生物多様性や自然資本(最近、海外ではこのように呼ばれることが増えてきました)についての一般的なご相談も承ります。足立へのスポットでのご相談は、1時間10万円(税別)でお受けしております。



概要

企業と生物多様性、
正しく効果的に取り組むための一日研修

◆ 日時:

2015年8月27日(木) 10:00~17:30
(受付開始:9:45)
※その後 講師を囲んでの無料懇親会を予定しています。(18:00〜20:00頃)
◆ 場所: 東京都心部
(お申込みいただいた方へご案内します。)
◆ プログラム:

10:00-12:00: レクチャーによる研修
  講師:足立直樹(レスポンスアビリティ)
13:00-17:30: ワークショップ形式の研修

◆ 費用: 88,000円(税別、お一人)
※事前に銀行振り込みをお願いいたします。詳細は別途お知らせいたします。
◆ 申込み: 下記のフォームからお申し込みください。
※大変恐縮ですが、同業(コンサルティング関連)の方、
および個人でのご参加はご遠慮いただいております。
◆ 締切: 8月24日(月)
定員に達した場合には締切より前でも受付を終了することがあります。先着順の受付となりますので、予めご了承ください。



講師紹介

Adachi Naoki


足立 直樹

東京大学理学部にて生態学を学ぶ。理学博士。国立環境研究所勤務を経て独立。現在は株式会社レスポンスアビリティ代表取締役、企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)理事・事務局長。
環境省 経済社会における生物多様性の保全等の促進に関する検討会 委員、環境省 名古屋議定書に係る国内措置のあり方検討会 委員、環境省 生物多様性企業活動ガイドライン検討会 委員などを歴任。
『生物多様性経営 持続可能な資源戦略』、『企業が取り組む「生物多様性」入門』ほか著書多数。











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