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巻頭言集

【No.171】『制約が生む持続可能性』

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【No.171】 2014年2月18日
『制約が生む持続可能性』
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 こんにちは、レスポンスアビリティの足立です。満月は土曜日でしたので、少し時間が経ってしまいましたが、旬のCSRの話題をお届けいたします。

 この週末は東日本を中心に再び大変な大雪となりました。山梨や奥多摩など、いまだ雪に閉じ込められている地域もあるようです。被害にあわれた方には心からお見舞を申し上げます。サプライチェーンが分断されたという話も聞きました。雪の被害がここまで広範囲に広がるとは… 天災はいつも私たちの想像力を越えた形でやって来ますね。関東では明日の夜からまた雪との予報も出ています。どうぞくれぐれもご注意ください。

 私自身は、電車が遅れてスケジュールが少し変わったぐらいで、ほとんど大雪の被害は受けずにすみました。そして、なんとかお天気が回復した日曜日、海外からのお客様を京都や滋賀にご案内しました。

 建物や庭の美しさはもちろんですが、日本の古い建物が持続可能な建築であることにとても興味をもたれたようでした。考えてみれば、かつての日本家屋は、木、竹、土、稲藁など、すべてその地方にあった天然の素材から作られています。次第に苔むして来ますが、そうやって周囲の自然の中に自ら溶け込んでいるものだとも言えます。そして最後は朽ちて土に戻る。完全に生分解性があるわけです。

 日本庭園は、実はかなり人の手が入った人工的なものですが、それが不自然に見えないのは、自然界の特徴的な美しさをうまく切り取って詰め込んでいるからでしょう。全体として見れば人工的な存在であっても、一つひとつの要素はすべて自然の中にあるものなのです。

 枯山水に到っては、抽象化された形式の中に森羅万象を感じさせる仕組みであり、自然と人間が一緒に創り出した小宇宙をきわめて限られた場所の中に再現しています。これも大自然を身近に楽しむ日本の知恵と言えるのかもしれません。

 海外からのお客様が「持続可能な建築だ!」と喜んで写真をたくさん撮っているのを見ながら、昔はこういう材料しか身近になかったし、これで作るしかなかったわけだし… などと思いました。そして、そのときふと気付いたのです。

 持続可能性というのは、そういう制約の中でこそできるものだということです。

 かつての日本人は、持続可能な生活や、持続可能な建築を意図的に目指したわけではなかったはずです。その場にある素材、手に入るものを使って生活していたから、モノを作っていたから、結果的に持続可能になったといえるのではないでしょうか。

 身の回りにあるものを使って何とかやりくりする。そういう制約を認めるところから、持続可能性が実現できたのではないかと思うのです。もちろんその結果、冬の間はとても寒い思いをしたり、今と比べれば何かと不便だったのは事実です。しかし、身の回りの材料で暮らしが成り立つように考えたが故に、木も切り過ぎないように厳しく制限したり、モノを大切にしたり、そういう暮らし方が生まれたのだと思います。

 当時と同じような日本家屋では、私などはとても冬は耐えられないと思いますので、数百年前の生活に戻ろうと言うつもりはまったくありません。しかし、今ある制約の中でなんとかやっていくと決めることが、実は結構大切なことなのかもしれません。

 新しい技術を使うのは結構です。生活レベルを極端に落とす必要もないと思います。ただ、「足りないものは、ないものは、なんでも遠くから買ってくればいい、運べばいい」そういう発想は少し変えた方がいいのかもしれません。

 「いま手元にあるものでなんとかできないか?」一度はそうやって考えてみるようにすることで、本当のイノベーションも生まれ、持続可能な企業や社会に近づくのではないか。そんなことを考えた週末でした。

【No.170】『今年は生物多様性に注目が集まるわけ』

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【No.170】 2014年1月31日
『今年は生物多様性に注目が集まるわけ』
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 こんにちは、レスポンスアビリティの足立です。新月が巡ってきました。CSRに関する旬の情報をお届けしたいと思います。

 あなたは、今年CSRの中で何が大きなトピックになりそうだと思いますか? いろいろあると思いますが、私の専門の分野で言えば、やはり生物多様性に注目していただきたいですし、実際、そうなると思います。

 というのは、今年は2年に一度の生物多様性条約の締約国会議(COP)が開催される年だからです。今回は12回目ですのでCOP12、開催地はお隣の韓国、期間は10月6日から17日になります。COP12全体のテーマは、「持続可能な開発のための生物多様性」です。このタイトルからだけでも、生物多様性が生物の問題ではなく、むしろ私たち人間社会の問題であることがお分かりいただけると思います。

 具体的な内容の中で特に注目したいのは、2020年の愛知目標の達成のために各国がどのように取組みを進めているか、中間評価が行われたり、また、保全のための費用をどうやって集めるか、資金メカニズムについても決定されることになっています。

 前者については、国だけでなく、企業でも愛知目標を意識して取り組んでいるところが多くありますので、こうした先進企業がこれまでの成果を発表してアピールするでしょうし、後者の資金メカニズムについては、税制改革を含めて、企業にどのような貢献を求めるか、道筋が決まるはずです。当然要注目です。

 また、この2年でいわゆる自然資本についての議論や活動も海外ではかなり進んでいます。これについても先進的な企業やグループから、成果の発表やこれからの進め方について呼びかけが行われるでしょう。つまり、これからの世界の大きな流れが示される機会と言っても過言ではないと思います。

 ちなみに日本では、2月17日に環境省が「自然資本と企業・自治体経営」というタイトルで国際シンポジウムを開催します。海外のゲストスピーカーや企業から、自然資本という切り口で、生物多様性への最新の取組みが紹介されるはずです。私もパネルディスカッションに登壇し、日本の状況などについてお話をする予定です。

 また、2月25日は、もうすっかりお馴染になった「企業が語るいきものがたり」が三井住友海上の主催で開催されます。今年はもう7年目で、テーマは「持続可能な消費と生産をめざして、企業が果たす生物多様性保全の役割ー COP12に向けてー」です。私も基調講演やパネルに参加させていただきます。(詳細は、「注目のセミナー」をご参照ください)

 このメールマガジンをお読みいただいている方は、生物多様性や自然資本にご興味のある方が多いのではないかと思います。ぜひこうしたシンポジウムにご参加いただき、これからどういう流れができそうなのか、いち早く感じ取っていただければと思います。そして10月のCOP12はお隣の韓国での開催です。航空運賃は国内出張より安いかもしれませんので、一部でも実際に参加していただくと、世界の熱気を感じ取ることができるのではないでしょうか。ちなみに開催地のピョンチャン(平昌)は2018年の冬季オリンピックの開催地であり、「冬ソナ」のロケ地としても有名なのだそうです。

 また、実務面で言えば、生物多様性に配慮した「持続可能な調達」は、日本でもますます話題になり、また実際に取り組む企業が増えています。ですので、今年は生物多様性が単なる「気になる言葉」ではなく、実質的に深く取り組むべきテーマになる年になるのではないかと思います。これを機に生物多様性にしっかりと取り組みたい、あるいはもう一度最初からしっかりと勉強したいという企業人向けには、私どもが事務局をしているJBIB(企業と生物多様性イニシアティブ)にご参加いただくことも役に立つのではないかと思います。JBIBでは、新年度からの参加をご検討いただいている企業様向けに3月7日に説明会を開催いたしますので、こちらもぜひご参加いただければと思います。(RAIからのお知らせ参照)

 このように生物多様性にとってビッグイヤーである2014年は、新春から次々にいろいろな行事等が予定されています。引き続き、ご注目いただきたいと思います。

【No.169】『そのCSRは役に立っていますか?』

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【No.169】 2014年01月16日
『そのCSRは役に立っていますか?』
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こんにちは、レスポンスアビリティの足立です。今夜は今年最初の満月です。今年もほぼ満月と新月の日にCSRに関するホットな情報をお届けしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

新年のご挨拶はすでにメールでお届けしたかと思いますが、もし届いていなかった、あるいはお休み中なので読めなかったという方は、こちらでお読みいただくことができます。

その中でも述べたように、私たちレスポンスアビリティでは、今年は「本物のCSR」を追求していきたいと思っています。

「本物のCSR」とは、個人の思いと会社の事業のベクトルを一致させるものであり、事業に役立つものであり、そして究極的には、会社と社会を持続可能にするものです。

レスポンスアビリティでは7年半前の創業当初より、「本質的であること」、「本気であること」、「正直であること」を大切にするバリュー(価値感)としてまいりました。これは言い換えると、本質的な問題に、タブーなしで、本気で取り組むことです。ですから、「本物のCSR」の追求は、まさに私たちが全力をあげて追求することだと確信しています。

このメールマガジンをお読みいただいているあなたの会社ではどうでしょうか? いま行っているCSRは事業の役に立ち、社員のモチベーションを引き上げ、そして社会の役に立っているでしょうか? いま行っているCSRの先には、持続可能な未来が待ち受けているでしょうか?

あなたの答えがYesであれば、あなたは既に「本物のCSR」を実行しているということです。ぜひそれをどんどんと進めていただき、その効果を私にも聞かせてください。

もし自信を持ってYesと答えられないとしたら… まだそれほど心配する必要はありません。おそらくほとんどの会社がまだその段階にあると思います。ただ、いつまでも今のCSRでいいとは言えません。ぜひ今年を「本物のCSR」をスタートする年にしていただきたいと思います。

もちろん私たちも、あなたの会社のCSRを「本物のCSR」にするお手伝いを、本気でする覚悟です。本質的な課題について、現実的なアプローチでお手伝いします。その第一段として、昨年最後の号で予告した「CSR実践基礎講座」を今日から正式スタートいたします。単なるCSRの知識ではなく、「本物のCSR」を実践できるようになっていただくだめのオンライン講座です。

これまで行なってきたサプライチェーン・マネジメントについても、個別のコンサルティング以外に、気軽にご利用いただけるサービスも開発中です。準備が出来次第ご案内いたしますので、どうぞご期待ください。

最後になりましたが、この一年があなたにとって実り多きものになることをお祈りし、また、「本物のCSR」の追求にご一緒いただけることを願っています。

【No.168】『整理の季節』

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【No.168】 2013年12月18日
『整理の季節』
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 こんにちは、レスポンスアビリティの足立です。昨夜は、今年最後の満月でした。月とともに、今年最後のCSRに関する旬の情報をお届けいたします。

 先週後半は、エコプロダクツ展で忙しかった方も多いのではないかと思います。お疲れ様でした。

 私も自分の講演の合間をぬって、広い会場をざーっと駆け足で見て回りました。これまで常連だったいくつかの大企業の名前を見なくなった一方で、今回初めて見る中堅企業もあり、15回目となりエコプロ展も一つの時代の変わり目を迎えたのかなと感じました。

 エコプロを区切り目に設定して、そこでその年の成果を発表する企業もあります。そういう企業のブースは、今年はどんな成果を発表しているのだろかと、こちらも訪問するのが楽しみになります。担当者の方も、「大変だったけれど、頑張ったんですよ」とちょっぴり自慢気な表情をなさっていて、あぁ、こういう方々の努力の積み重ねが会社や社会を動かしているのだなと感じ入ります。

 ただちょっと気になるのは、本質的な問題にあえて触れずに、少しだけ良くなった部分をことさらとりあげて、あるいは雰囲気だけで宣伝しているような製品や会社です。これではただの商品市と変わりありませんね。

 エコプロを訪れるのは、専門家ばかりではありません。むしろ、環境に興味はあるけれど、詳しいことはわからない。そういう方の方が多いのではないかと思います。最近はお子さんや家族連れも多いので尚更です。

 立派なブースで、きれいな女性が、CMのように作り込まれた美しいプレゼンテーションをしているのを見れば、一般の方々は易々と「騙されて」しまうでしょう。「そうはおっしゃいますけど、こういう点はどうなんですか?」と思わず突っ込みたくなること満載の説明もありましたが、大人なのでそこは我慢しておきました(笑)。が、もちろん自分の中でその企業の評価はグッと下げます。所詮この程度なんだと。

 まじめに努力している企業と、グリーンウオッシュと呼ばれかねない宣伝をしている企業。しかし、一般のお客さんにはその違いがわからない… あなただったら、どうしたらいいと思いますか?

 環境に対する配慮があたり前のことになり、エコプロの規模が広がることは嬉しいことです。しかし、質をどう担保するのか。そろそろ整理が必要なのかもしれません。こんなとろこにも、有名になり、たくさんの人が集まるようになったエコプロ展の課題があるように思いました。

 ところで、私事ですが、12月のはじめに自宅を引越しました。そして、こんな時でなければもうずっと整理しないだろうと、思い切っていろいろなものを処分しました。

 つくづく感じたのは、「もったいない」とか、「後から使えるかもしれない」というモノのほとんどが、結局使われることはないまま古くなってしまったことです。言われ尽くされたことですが、「後から」というときは、まず来ないのですね。

 特に自己嫌悪を感じるのが、「お徳だから」という理由で当座の必要なく買い込んだモノです。たしかに価格的には「お徳」だったかもしれないのですが、結局ほとんど使わずに捨てる羽目になったモノの山を見て、もうこれで最後にしようと誓いました。

 なんでもかんでも「もったいないから」とか「お徳だから」と手を伸ばすのではなく、本当に必要なもの、気に入ったものだけを選び、それを末長く使い続ける。あたり前のことですが、それが結局一番エコでお徳なのですね。

 そんなわけで、引越のおかげで私は強制的に「整理」をすることができました。それでも急な慌ただしい引越だったので、整理の余地はまだ残っています。ちょうど大掃除のシーズンですし、今年中にしっかりと整理をして、余計な垢はすっかり落として、新鮮な気持ちで新しい年を迎えたいと思います。

 最後になりましたが、今年一年お付き合いいただき、どうもありがとうございました。

 どうぞ良い年をお迎えください。

【No.167】『水リスクをチャンスへ』

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【No.167】 2013年12月03日
『水リスクをチャンスへ』
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 今年はじめに巻頭言で何回か連続して水リスクについて紹介しましたが、覚えていらっしゃいますでしょうか? 水リスクについて取り上げたのは、日本企業の中にもこの問題を真剣に考えるところが増えて来て、私たちも問い合わせを受けることが増えてきたからでした。

 その後いろいろな企業からお話をうかがっていると、水リスクについての関心が高まったて来たのは、やはり海外の投資家などからのアンケートで問われることが増えてきたことが一因のようです。

 日本では国内で水のことがあまり問題にならないので、どうしても私たちは無関心になりがちです。身近にリスクがなければ、あまり考えようとしないのも当然ですね。

 しかし、実はここに大きな誤りがあります。一つは、サプライチェーン全体で考えると、日本企業もけっして水リスクと無縁ではないということです。

 いやむしろ、日本企業がこれからもっと商品を作ろう、売ろうと考えているアジアには、既に水リスクが高かったり、これから急速に高くなる国が多くあります。そして、いま世界が懸念しているのは、まさにこうしたサプライチェーン全体での水リスクなのです。なぜなら、サプライチェーンのどこかで問題が起きれば、商品を作ったり売ったりすることが難しくなるからです。

 そうした国際的な動きも意識して、私たちのところでは10月には、事業パートナーである英国のTrucost社と一緒にいくつかのセミナーでお話をさせていただきました。私たちが主催したセミナーでは、サプライチェーン・リスクの中でも特に水リスクに焦点をしぼってお話をしたところ、そのリスクの意外な大きさに参加なさった方々は一様に驚かれたようでした。

 水リスクについてのもう一つの誤りは、日本は決して水が豊かではないということです。たしかに私たちは日常的にはあまり水不足を感じることはなくなったのですが、かつては日本でも水不足で旱ばつが心配されたり、取水制限が行なわれていました。あるいは、地下水の汲み上げ過ぎが問題となって、規制されるようになりました。こうしたことが起きていたのは、つい数十年前なのです。

 日本は降水量こそ多いのですが、細長い山国であることから河川は短く急ですぐ海に到達してしまいます。また人口が多いことから、一人あたりの水資源量は世界平均の半分でしかないのです。

 なのになぜ私たちが今水不足を感じないかと言えば、そこが日本の技術力なのです。かつて水で苦労したことを、節水技術等でカバーしているのですね。

 こうした技術はもちろん、海外に進出した際にも役立つはずです。ただ残念なのは、これまでのところこうした技術が個別の企業が持つ技術だけになっており、全体をまとめたパッケージ化されていないことです。逆に言えば、それをきちんとシステム化すれば、魅力的な商品になり、大きな市場を生むことになるのではないでしょうか。

 個別企業でも同様です。自社の工場の中での節水等は高度に行なっていても、サプライチェーンというビジネスを支えるシステム全体について、統合的に水の利用を把握し、管理できているわけではありません。そこが今後のビジネスで、アキレス腱になってしまうかもしれません。

 最近では、サプライチェーン全体が生態系に与える影響をも考慮し、生態系と水を共有する、ビジネスも含めてた生態系で水を循環させるという、さらに広い視点の考え方も登場しています。

 こうした広い視点から自社の水リスクを理解したいという方のために、レスポンスアビリティではこの度、「水リスクチェック」という水リスクを簡単に把握するためのサービスを開始しました。

 また、私たちが事務局を務める企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)では、エコプロ展初日の12月12日に「水から取り組む自然資本~企業の実践ガイド」と題するシンポジウムを開催し、JBIB水と生態系ワーキンググループが作成した「生物多様性に配慮した企業の水管理ガイド」を配布し、先進企業の水リスクへの取組みをご紹介します。

こうした機会をご活用いただき、水リスクをチャンスへと転じていただければ思います。

【No.166】『リーダーシップは企業から』

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【No.166】 2013年11月18日
『リーダーシップは企業から』
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 こんにちは、レスポンスアビリティの足立です。満月とともに、CSRに関する旬の情報をお伝えいたします。

 日本でいうところの台風30号、海燕(ハイエン)は、大変な被害を進路各地にもたらしました。特にフィリピンではレイテ島を中心に4000名とも言われる死者を出す大災害をもたらしました。日本企業も大きな被害を受け、日本人も多数行方不明になっているようで心配です。そして何より、被害にあわれた方々に、心からお見舞を申し上げます。

 それにしても、本当になんという気象災害の多さでしょう。このメールマガジンも、毎回のように異常気象による災害のことから話を始めなくていけないのはとても憂鬱です。台風の数が30を超えたのは19年ぶりだそうですが、それより今回の台風で際立っていたのはその威力です。最大瞬間風速の105mというのは、ちょっと想像できないような暴風です。

 11日からポーランドのワルシャワで始まった気候変動枠組条約のCOP19では、フィリピン代表団の交渉官が、自身の親族が住む街で起きた悲惨な状況を涙ながらに語り、「祖国を襲った極端な異常気象は狂気だ。私たちでなければ、誰がいつ地球温暖化を食い止めるのか」と交渉の進展を訴えたそうです(日本経済新聞、2013年11月12日)。

 一方、日本は2020年までの温暖化ガス排出量を2005年比で3.8%削減する目標を決めました。2009年に当時の鳩山首相が示した90年比25%削減とは比べるべくもない大幅後退であるばかりでなく、京都議定書が基準とする1990年比では3.1%増える体たらくです。京都議定書では日本は6%の削減を義務づけられていたことを考えると、それよりも9%増ということになります。京都の名前が泣いています。

 日本政府は「削減につながる環境技術の開発に今後5年間で官民合わせて1100億ドル(約11兆円)を投資する」(日本経済新聞、2013年11月15日)ことでお茶を濁そうと考えたようですが、案の定、国際社会からは、途上国はもちろん、先進国からも批判の声が上がっています。

 ちなみに、フィリピンの一人あたりのCO2排出量は日本の1/10以下です。もし私がフィリピン人であったら、なぜ自分たちが先進国のせいでこんな目にあわなくていけないのかと、きっと理不尽に感じるでしょう。

 このような批判を受けることは当然わかっていたはずなのに、なぜこんな目標を掲げたのか、理解に苦しみます。そして同じことが、日本企業にも当てはまります。

 日本政府が国際社会の批判を押し切り、このまま90年比+3.1%の目標を押し通したとしましょう。そして、この政府目標にこれ幸いとばかり乗じ、温室効果ガスの削減への取組みを緩めるような企業があったとしたら… 日本政府から怒られることはないでしょうが、国際社会からは完全に置いてきぼりです。日本国内のぬるま湯に浸かっていれば、自ら競争力を失い、自分の墓穴を掘ることになってしまうでしょう。

 こうしたことを考えるにつけ、日本の国内の様子だけで判断をすると、残念ながらかなり危険であることが多そうです。もちろん日本固有の事情もあるわけですが、その中でもさらにどう前向きに、果敢にチャレンジするか。それが真の責任ある企業というものでしょう。政府がまったく無責任になってしまった今、企業の中から、責任ある行動をする組織が現われ、リードしてくれることを期待します。そして、そうした企業こそが、国際社会から高く評価され、持続可能な企業になるでしょう。

【No.165】『リスクはサプライチェーン上にある』

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【No.165】 2013年11月05日
『リスクはサプライチェーン上にある』
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 こんにちは、レスポンスアビリティの足立です。日曜日が新月でしたので、連休明けの今日、持続可能性にまつわる、旬の話題をお届けいたします。

 さて、先週は弊社のパートナーである英国のTrucostから担当者が来日したので、毎日どこかでセミナーをするという大変慌ただしい一週間でした。

 Trucostはサプライチェーン全体での環境負荷を定量化するノウハウをもつ会社として世界中で注目されていますが、今回は特にサプライチェーンの水リスクに焦点をあて、同社と私どもの協働についてご紹介しました。

 日本では「水リスク」と言ってもまだピンと来ない方が多いのですが、2030年には世界の水需要は水供給を40%も上回る(つまり大幅な水不足となる)という予測を聞くと、多くの方がそれは確かに問題だという顔をなさいます。

 そしてさらに、世界人口の2/3以上が水ストレスの高い地域で暮らすことになるというと、今度は多くの方がそれは気の毒だという顔をなさいます。

 しかし、私たちが本当に憂慮しなくてはいけないのは、まさにその水不足の地域で、2030年には世界のGDPの70%が生み出されるようになるということです。つまり、ほとんどのビジネスが、水不足の地域で行われるようになるのです。

 ここまで来ると、これがすべての企業に関わる問題だということがはっきりします。日本で起きているかどうかが問題なのではなく、世界のどこかで起きている問題は、サプライチェーンを通じて必ず日本企業にも影響を与えるのです。

 もちろんこれは水リスクに限りません。それ以外のあらゆる環境、労働・人権、地域社会の問題が、サプライチェーンを通じてあなたの会社とも関係があるのです。

 もう一つ気をつけなくてはいけないのは、私たちはふだん自分が生活したり、働いている場所を中心にものごとを考えてしまいますので、日本の常識、あるいは職場の常識が、世界の常識であると勘違いしがちだということです。

 しかし実際には、日本の常識は世界の非常識であることも少なくありませんし、逆に、世界の常識が日本では非常識なこともあるのです。

 世界中の課題、地域ごとの「常識」をすべて把握することは不可能だと思いますが、それでもビジネスのルールが世界でどう変わっているのかは知っておいた方がいいでしょう。サプライチェーン全体で環境負荷を管理したり、サプライヤーにおける労働慣行を点検すること、いわゆるCSR調達は、まさにそうした「ビジネスの新しいルール」と言っていいでしょう。

 そのようなビジネスの新しいルールを考えるためのヒントとして、『あなたの会社が、技術だけでは“切られ”てしまう7つの理由』というレポートを書き下ろしました。中堅企業・中小企業の経営者の方向けに書いたものですが、このメールマガジンの読者の方にも、ご興味をお持ちいただけるようであれば無料でお配りいたします。ご希望の方は、以下のURLからお申し込みください。

 >「あなたの会社が、技術だけでは“切られ”てしまう7つの理由」

 また、これとも少し関係がありますが、サプライヤー企業向けのCSR調達対応セミナーも好評につき、9月に引き続き11月27日(木)に開催いたします。これからCSR調達への対応をしなくてはいけないという企業の方向けの内容です。逆に自社はCSR調達を実施している側であっても、サプライヤーへの啓発と指導をどうしたらいいのか、参考になるかもしれません。

 >CSR調達、あなたは自信をもって対応できていますか?

 今回最初に紹介した水リスクもそうですが、これからの企業リスクは、サプライチェーンも含めて考える必要があります。そして実際、サプライチェーン上にあるリスクの方が多く、また大きく、しかし、管理するのが難しい場合が多いのです。これをどう管理していくか、それが今後の企業の命運を握っているように思います。

【No.164】『社会に投資するということ』

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【No.164】 2013年10月21日
『社会に投資するということ』
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 こんにちは、レスポンスアビリティの足立です。土曜日が満月でしたね。少し遅くなりましたが、CSRに関する旬の情報をお伝えしたいと思います。

 このところ、毎回のように異常気象の話から始めざるを得ません。異常とまで言えるかはわかりませんが、今年は台風がかなり多いように感じます。先の台風26号は、伊豆大島を中心に大変大きな被害をもたらしました。亡くなられた方、被害に合われた方には心からお見舞を申し上げます。27号もこれから本州に近づいてくるようですし、さらに28号も発生したとのことです。皆様、どうぞくれぐれもご注意ください。

 ところで、あなたは「投資」と聞くと何を想像するでしょうか? お金を増やすために、株式や債権を買うことでしょうか? 不動産投資でしょうか? 企業であれば、事業規模を拡大するために新たに工場を作ったり、あるいは事業分野を拡大するために他の企業を買収するということもあると思います。

 Wikipediaを見てみると、「主に経済において、将来的に資本(生産能力)を増加させるために、現在の資本を投じる活動」とあります。なるほどコンパクトな定義です。そしてさらに興味深いのは、貨幣経済が浸透していな古い時代でも、潅漑設備の建設や、新田開発などは投資に当たる、と紹介してある点です。

 先月私がインドネシアで参加したアジアのCSRの会議のテーマは、「ソーシャル・ライセンスからソーシャル・インベストメントへ」でした。

 ソーシャル・ライセンスとは耳慣れない表現かもしれませんが、社会的操業許可(social license to operate)のことで、鉱山開発をはじめとする環境や地域社会への影響が大きな事業において、政府からの操業許可だけではなく、社会からも同意が必要である、同意がなければ事業は行えないとする考え方です。海外では、CSRは社会的操業許可を得るための活動だと言われる場合もあります。

 ただこれは、CSRは社会的「責任」だとする考え方と同じで、かなり受け身の印象があります。やらなくてはいけないことだから、最低限のことだけするという感じです。

 一方、社会への投資というのは、自分たちの活動の舞台に投資していくということであり、より積極的なイメージがあります。

 実際、それはイメージだけではありません。やらなくてはいけないことをしても、それは一過性のものです。企業にとって、コストでしかありません。

 一方、社会は自分たちの市場であり、ビジネスの存在を支えている基盤です。それをより良くしよう、整備しようとすることは、将来的にビジネスがスムーズに進展することを確実にします。まさにこれは「投資」なのです。

 アジアにおいても、ソーシャル・インベストメントはけっして新しい考え方ではありません。というか、もともとそういう意識で活動をしている企業や起業家も多いのですが、それが主流になろうとしているというのはとても興味深いと感じました。

 ひるがえって、日本のCSRはどうでしょうか? 一時期のブーム的な波が過ぎ、最近は最低限すべきことすら行われていないように感じるのは気のせいでしょうか。「情けは人の為ならず」という言葉もあるように、自分たちの基盤である社会をより良くする、そのために徹底的に知恵を絞るということを考えてもいいのではないかと思います。

 そして実は、これがまさに今、自然資本について議論されていることです。自然資本はまさにビジネスの基盤であり、これなしにはいかなるビジネスも行えません。その基盤を増強するために、自然資本を保全する、回復するという活動は、まさしく将来のビジネスへの投資なのです。

 あるいは昨今のように自然災害が頻発するような環境の中では、自然災害を見越しての体制を作ること、つまり気候変動へ適応することも投資と言えるのではないでしょうか。

 金融資本を増やすことももちろん重要なことですが、事業の持続可能性を高めるためには、金融資本だけに目を奪われないようにしたいものです。

【No.163】『水を治める者は、天下を治める』

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【No.163】 2013年10月7日
『水を治める者は、天下を治める』
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 こんにちは、レスポンスアビリティの足立です。土曜日に新月を迎えましたので、また、CSRに関わる旬の情報をお伝えしたいと思います。

 台風22号は幸い本州をかすめて比較的あっさりと通過してくれましたが、23号、24号が立て続けに沖縄地方に接近しています。被害が広がらないことをお祈りします。そして、進路に近いところにいらっしゃる方々は、どうぞくれぐれもお気を付けください。

 言うまでもないことですが、雨は農作物にとっては欠かせない存在である一方、台風などのように一度に大量に降ると今度は厄介者になってしまいます。強い風が農作物を吹き飛ばしたり、洪水や土砂崩れなどが大きな災害になることはもちろんですが、たとえそうはならなかったとしても、一度に降った雨はうまく使えないからです。

 同じ降水量でも、長期間にわたって平均的に降ったものと、一時的、瞬間的に降ったものでは、植物にとっての意味はまったく異なってきます。気候変動の影響を考えるときに、年間降水量だけを見ていると間違ってしまうわけです。

 降らないのも困るし、降り過ぎても困る。今のようにダムや水道システムが発達していなかった時代にはなおさらでしょう。中国では「(黄)河を治める者は、天下を治める」と言われたそうです。治水の良し悪しは一国の農業生産力を左右しますから、たしかに治水こそ天下の大切な仕事です。そしてこれは、世界中どこでも、また時代を問わず成り立つ言葉なのではないかと思います。

 先日、インドネシアのバリ島で行われたCSRの会議に参加したのですが、その際に地元の方のご厚意で、バリ島の伝統的な水利システムを案内していただきました。知らなかったのですが、実はバリ島の美しい棚田を支える水利組合(スバック)そのものが昨年、世界遺産(文化的景観)に指定されたのだそうです。

 水利システムだけならどこの国や地域にもあるだろうにと思いますが、この水利システムは、「トリ・ヒタ・カラナ」という神・人・自然の三者の調和を重視するバリ・ヒンドゥーの哲学(宗教、宇宙観)を体現した文化的景観であるとして世界遺産に指定されたのだそうです。

 特にジャティルイ村周辺の棚田は、規模が大きいだけでなく、村の名前「本当にすばらしい」そのものの美しさです。なんでこんなにきれいに見えるのか最初はわからなかったのですが、しばらくして気がつきました。稲の大きさがみんな揃っているのです。

 え、そんなの当たり前じゃないか。と日本人だったら言うと思うのですが、熱帯では、稲の育ち具合はバラバラなのが普通なのです。

 ある田んぼは田植えをしたばかりだと思ったら、となりの田ではもうかなり育っていて、さらに少し先では稲刈りをしていたりと、モザイク状の景観がむしろ普通なのです。

 バリ島はそもそも三期作、つまり一年に三回お米が収穫できるような豊かな土地柄と気候です。早い話、いつ田植えをしても立派に稲が育つのです。そして、すべての農家が同じ時期に田植えをすると、水が足りなくなったり、農繁期が重なったりするので、むしろ意図的に田植えの時期をずらすこともあるそうです。

 ところがこのジャティルイ村では、一面、同じような大きさに育った稲がずらりと並んでいるのです。そう、これこそまさに緻密な水利管理の成果なのでした。細やかな管理をしているからこそ、すべての農家が一斉に田植えをして、一斉に収穫時期を迎えることができるのです。

 村には複数の水利組合があり、その組合の長が毎日、自分の組合の田をまわって、水の分配について細かく指示するのだそうです。もちろん自分の田の手入れもしながらですから、大変な労力です。そうやって、斜面の上から下までくまなく管理することによって、複雑な地形の斜面に広がる広大な田に、必要な水が行き渡るのです。ちょっと気が遠くなるような仕事ですね。

 千年以上にわたって伝えられてきたこの細やかな水利システムに支えられた美しい景観がいつまでも続くことを願ってやみませんが、地球全体で見ると、多くの地域でこれまでと同じようには農業を続けられなくなって来ています。

 気温と降水量の変化、そして地下水などが減っているからです。私たちがうまく水を管理することができればいいのですが、気候変動のように大きな変化が起きると、これまでの管理方法ではとても対応できないことも出てきます。あるいは、現在の農業慣行が、水の持続的な利用にはつながっていないという場合もあります。

 その結果、食料となる作物はもちろん、綿花など繊維や油糧作物も含めて、農作物の価格が高騰しています。もちろん私たちの生活や、ビジネスにも大きな影響を与えます。

 バリ島のスバックの長のように、毎日、棚田を隅から隅まで見回って水の流れを調整するところまではできないかもしれませんが、私たちはもう少し、自分たちの生活やビジネスを支える水の流れとその変化に、敏感になった方がいいかもしれません。

【No.162】『鳴り出したアラーム』

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【No.162】 2013年9月20日
『鳴り出したアラーム』
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 こんにちは、レスポンスアビリティの足立です。昨夜は十五夜、中秋の名月でした。お月見は楽しまれたでしょうか? 幸い昨日は全国的に好天に恵まれたようですが、今週初めの台風18号は大変でしたね。日本各地の広い範囲に被害をもたらしましたが、皆さんのところでは、被害はなかったでしょうか? 被災なさった方々には心からお見舞を申し上げると共に、一日も早い復興をお祈りいたします。

 しかし、今年は本当に異常気象による災害が多い気がしますね。前回の巻頭言は東京の早朝の豪雨で始めましたが、それ以外にも4月には爆弾低気圧、7月には千年猛暑の予測のことなどを取り上げました。それ以外にも、今月はじめに埼玉では大きな竜巻被害がありました。

 さらに海外に目を転じれば、アメリカのコロラド州では記録的な豪雨のため大洪水が発生していますし、8月にはフィリピンのマニラや、極東ロシアで、さらに遡ると6月には中東欧でも大規模な洪水が発生しています。やはり「異常気象」としか言いようがないように思います。

 先日、損害保険会社の方とお話をしたら、こんな状態がずっと続くようでは損害保険というビジネスが成り立たなくなるのではないかと考えることがあると、大変な危機感を持っていらっしゃいました。もちろんそんなことになっては、保険会社も大変ですが、私たちの生活や企業活動も大変なことになってしまいます。

 不思議なのは、これだけ大規模な気象災害が頻発しているにも関わらず、それと気候変動を結びつけるような報道、解説などが少ないことです。もちろんこれが気候変動の影響であると「証明」することは難しいでしょうし、すべてがそうではないかもしれません。しかし、私たちは既に、少し前とは違う気候パターンの中で生活しているのではないでしょうか。そのことを告げるアラームが頻繁に鳴り始めたのです。

 気候変動の話をするときによく出てくるのが「茹でガエル」の喩えです。熱い水に入ったカエルは驚いてすぐに飛び出ますが、冷たい水を満たした容器の中に入っているカエルは、その容器が少しずつ温められてもその変化に気付かず、最後には茹で上がってしまうという話です。

 なので、私たちもゆっくりした変化に騙されないようにということなのですが、最近の異常気象の増加は果たして「ゆっくりした」変化なのでしょうか。むしろ、私たちは既に気候の急激で大きな変化の中にあると考えた方が良さそうです。

 だとすれば今求められるのは、こうした新しい環境に、あるいはさらに大きな変化が起きることに備えて、その中でも生き延びられるような準備をするということです。つまり「温暖化防止」だけではなく、気候変動への「適応」をする必要があるのです。

 実はこうしたことは、海外ではもう10年以上も前から指摘され、またそれを踏まえた上での経営のあり方についても議論されて来ました。だからこそ欧州の先進企業は、気候変動に対して非常に積極的な方針や目標を掲げているのです。

 日本人は周りが動かないと動き出さないとよく言われます。お尻に火が付けば状況は変わるかとも思っていたのですが、どうもまだお尻に火が付いていることに気がついていない、あるいは気がついていないふりをしているようです。本当の火災を告げるアラームが鳴っているのに、訓練か誤報だと思っているようなものです。

 事実に基づいて個々に判断するのではなく、周囲がどう判断するかを見てそれに従う、ということなのでしょう。しかし、それでは本当に茹でガエルになってしまいかねません。今どのような行動が必要なのかを、一つひとつの企業が真剣に考えなくてはいけない状況になっていると思います。

 11月にワルシャワで開催されるCOP19に向けて安倍政権は、鳩山政権が2009年に掲げた国際公約「2020年に1990年比25%減」をゼロベースで見直しています。東電福島第一原発事故を受け、火力発電の比率が上がり、目標の後退はやむなしという雰囲気が一部にあるようですが、本当にそれで大丈夫なのでしょうか。

 日本の国際的な評判が傷つくということもさることながら、私たちがどれだけ大きなリスクに直面し、新たな行動を迫られているのだということを国民に知らしめるチャンスを逃してしまうのではないか。そちらの影響の方が心配です。

 さて、それではあなたはどんなアラームが鳴ったら、動き出すつもりですか?


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