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【No.176】『種をまかなくては…』

| 2014/04/30

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【No.176】 2014年04月30日
『種をまかなくては…』
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 こんにちは、レスポンスアビリティの足立です。昨日29日が新月でしたので、これにあわせて旬の話題をお伝えします。

 いよいよ先週末からゴールデンウィークが始まりましたが、どのように連休を過ごされているでしょうか?もしかしたらこのメールも、休暇先でお読みになっていらっしゃるかもしれませんね。そして今日ではないにしても、連休中は自然の豊かなところに出かける予定という方も多いことと思います。

 かくいう私も、連休の間は東京を離れ、長野で過ごしています。春の到来が東京より一カ月ほど遅いので、ちょうどいまコブシが咲き、サクラもいよいよ満開、そして、樹々の若芽も膨らんで来たところです。わずか数週間前まではまだほとんど茶色一色だった世界が、急に鮮やかな色彩を帯びてきました。

 緑の多いところに来ると、季節の変化をしっかりと感じることができます。一週間前、いえ、数日前と比べても、蕾の膨らみであったり、葉っぱの量であったり、確実に変化していることが目で見てわかります。あぁ、この植物たちも生きているんだなぁ。季節は巡っているんだなぁと実感することができます。

 実はこれは、東京で暮らしていても、本当はわかるはずです。街路樹も、プランターに植えられた植物も、山の緑と同じように日々変化しているからです。数や種類が少ないので目立たないということもあるかもしれませんが、それ以上に都会にいるときは私たちの慌ただしさが、生きものの変化に気付き、それに心を動かす余裕を失っているだけなのでしょう。

 植物がゆっくりと、しかし確実に成長していくのは、もちろんゆえあってです。昨年の秋に葉を落としてからも、植物の体内では様々な準備が進められ、一方、ある種の活動はじっと休眠したまま時が来るのを待ち、そしていよいよ気温が緩み、太陽の光をいっぱいに受け、地面には適度な湿り気もある。そういう条件が整ったとき、ついに蕾は膨らみ、若芽から新葉が展開するのです。

 こうした植物の静かな営みを見ていると、それをひたすら粛々と進める植物の物言わぬ、しかし断固とした強い信念のようなものを感じますし(もちろん、植物が考えているわけではありませんけれど…(笑))、そしてそれを見事に開花、結実させるのは、やはりすべての必要な過程を経てのことなのだと思います。あたり前のことですが、生育の途中で得た水や栄養が、実の付き方を決めるのです。私たちの身体も、自分が食べたものだけで作られています。不自然なものを食べれば、身体に不自然な影響も出てくるでしょう。

 そして、そもそも種を蒔かなくては収穫はできません。私たちも行動をしなければ、結果を出すことはできません。適切な行動をせずに、良い結果が得られるわけはないのですが… 実際には結果にだけ注目してしまい、「なぜ成果が出ないのだろう?」となっていることも多いのではないでしょうか。

 つまり、あらゆるものには原因や過程があって、はじめて結果が出るということです。それは、植物の成長を見ているだけでも実感し納得できることです。しかし都会で、花屋さんから奇麗に咲いた花を買って来る生活をしていると、そんな単純なことすら忘れてしまうのかもしれません。

 季節の変化を身近に感じていただけるようにと、このメールマガジンは新月と満月という自然のリズムの節目にお送りしてきましたが、これからはより季節を身近に感じていただけるようにしようと思っています。ですので、5月中頃からは発送のタイミングをもうちょっと変えようと考えています。どんな風に変わるのかはまだヒミツですが、あなたもちょっと考えてみてください。

 そしてなんと言っても、これからは薫風薫る季節です。お近くでも結構ですので、ぜひ緑を見ながらゆっくりと散歩でもなさってみてください。植物をじっくりと観察すれば、きっといろいろな発見があるはずです。