明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。
今年2020年は大きな区切りの年ですが、その数値の並び以上に意義のある変化の年になって欲しいと願っています。
私どもがこれまで力を入れてきた生物多様性や自然資本について言えば、今年は国際的にはこれまで10年間の活動を総括し、次の10年間の目標を設定するための節目の年です。しかし、これからの10年は、これまでの10年の単純な延長であってはなりません。質的な変換なくしては、生物多様性の喪失に対する本質的な解決はないからです。
ですので私たちも、地域の自然資本に基づいた新しい経済のモデルを作り、それをこれからのサステナブルな経済の要素として示し、これから起きる大きな変化のきっかけとなる年にしたいと考えています。
京都に拠点を移して1年半、その間にこの地を中心に、地域の自然に基づいた様々な文化や産業を間近に見たり経験することができました。そこには私たち日本人にとっては当たり前の、しかし、他の国の方から見れば新鮮なアプローチがたくさんあります。
そうしたものの上に、これからのサステナブルな経済、サーキュラーエコノミーにふさわしい、日本発の新しいモデルを作っていこうと、私も決意を新たにいたしました。
そのためには、多くの志を同じくする皆様とご一緒いただくことが必要です。
本年も引き続きどうぞご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
もちろん私たちも精一杯お手伝いをさせていただきます。
この一年が素晴らしいものになることを、心からお祈りしています。
2020年子年 新春
サステナブルブランド・プロデューサー
足立直樹