2016年、新春のお喜びを申し上げます。レスポンスアビリティの足立です。
清々しい新年をお迎えのことと思います。私も、例年以上に明るい気分で、未来へと広がる希望を感じながら新しい年を迎えています。この一年はこれまでの年とは大きく違うものになることを予感するのです。
なぜなら昨年は、「パリ協定」でゼロ炭素社会への移行に合意、外部不経済を内部化するためのツールである「自然資本プロトコル」のドラフトを公開、2030年に向けての地球社会全体の目標である「持続可能な開発目標(SDGs)」への合意など、新しい時代のルールが明確になったからです。
やるべきこと、従うべきルールが決まったのですから、後はやるだけです。
私がレスポンスアビリティを始めたのはちょうど10年前の2006年でした。創業以来、お客様の会社と社会を持続可能にすることを目指し、ときに少し尖った提案もして来ましたが、その流れがいよいよ主流化してきたように感じています。
これからは先進的な会社や組織だけを持続可能になるのではなく、すべての会社、組織、社会が持続可能に近づくよう、さらに活動の幅を広げていきたいと思います。
持続可能になるためには、今までのやり方をすべて捨て去り、ゼロから出発する必要はありません。大切な価値観やビジョンは守りながら、蓄積した技術や知見を活用し、新しいルールに適合するように自らを革新すればいいのです。
新しいルールは既に明確になりました。ですので、私たちも、これからの社会に伝えるべき価値があることを見付け、それを日本の外も含めて広めていくことにより力を注いで行きたいと思います。
ですので、今日は2016年の始まりであるだけではありません。2030年、そして2050年の真に持続可能な社会への出発の日であると思います。そして私も自分の目で2050年の持続可能な社会を見届けたいと強く感じています。
今年も様々な場面でご一緒できることを願っています。これからの一年間も、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
長い挨拶を最後までお読みいただき、ありがとうございました。この一年が実り多く、記憶に残る素晴らしいものになることをお祈りいたします。
2016年新春
サステナビリティ・プランナー
足立直樹