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2015年 新春のご挨拶

おしらせ | 2015/01/01

 2015年、新春のお喜びを申し上げます。レスポンスアビリティの足立です。

 この新しい一年をどのようにお迎えでしょうか。ふりかえって見ますと、昨年一年は経済が、かなり大きく揺れ動いた年でした。消費税率のアップ、急激な円安、ロシア金融危機… 大きなうねりがいくつもでき、その複合的な影響がどうなるのか、将来を予測することは今まで以上に難しくなりました。

 CSRの視点から見てみても、異常気象による災害やデング熱などの発生、サプライチェーンの不祥事など、リスク要因が増加していることは間違いありません。そのような中、企業の持続可能性をどう高めるかは、より困難な、しかし待ったなしの課題になったように思います。

 この状況を一言で強引にまとめれば、私たちは怒涛の逆巻く大海に放り出されたようなものです。大変な時代になったと思われるかもしれませんが、いよいよCSRが役に立つ時になったと、私はむしろワクワクしています。

 なぜなら、このような状況の中で、溺れずに「目的地」に泳ぎつくためには、今までのやり方だけでは無理だからです。一方、CSRが新しいルールであると気付き、CSR的な視点を経営にきちんと活かしている会社は、リスクを回避したり適切に対応して、生き残ることができるでしょう。

 具体的な例を挙げましょう。昨年来、食品をはじめ、さまざまな消費財の値上げが続いています。一般のメディアでは円安の影響とひと括りにされることが多いのですが、実際にはそれだけではないことはご存知の通りです。原材料が不足し高騰している背景には、異常気象、水不足、新興国における人件費の高騰、資源の枯渇… 様々な原因がありますが、いずれもCSRの課題ばかりです。

 つまり、CSRをリスク管理や将来を見通すための視点であると理解し、事前に準備している会社にとっては、これらはいずれも想定内の変化であり、事前に対策を立てることもできたはずです。しかし、CSRを単に「責任」と捉え、最低限のことしか行なってこなかった会社からすると、なぜ次々にこんな難問がと頭を抱えているでしょう。

 「責任」という意味でも、サプライチェーンの管理が求められるようになりつつありますが、義務感からしかたなく対処するのではなく、リスク管理の一貫として積極的に取り組む、さらには競争優位性を発揮するために活用していく。こうした姿勢の違いが、業績の差となって現れてくるのは当然の成り行きです。

 CSRやサステナビリティの世界で今年のトレンドを大胆に予測すれば、おそらくそれは持続可能な原材料調達網を確立することではないでしょうか。実際、私たちも先進的な企業の皆様から、原材料の安定的な調達やCSR調達についてご相談をいただくことが増えてきています。

 社内でCSRや環境、サステナビリティを担当なさっている方にとっては、その知識と慧眼が必要とされる時の到来であり、きっとご活躍の年になることと思います。事業に役立つ「本物のCSR」を標榜する私たちも、この先の見通しを良くし、また困難な道でも楽に進めるような道具を用意してお待ちしています。

 いま新しく始まった年を、私たちのCSR的な視点とオルタナティブな発想で、発展の年にしていきましょう。今年も一年間、どうぞよろしくお願いいたします。

 長い挨拶を最後までお読みいただき、ありがとうございました。この一年が実り多く、素晴らしいものになることをお祈りいたします。

 

2015年新春

サステナビリティ・プランナー

足立直樹

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