2013年、新春のお喜びを申し上げます。

昨年2012年は、生物多様性にとっては、Rio+20、IUCNの世界自然保護会議、生物多様性条約のCOP11と、大きなイベントが続くビッグイヤーでした。スポーツだけでなく、生物多様性にとってもオリンピックイヤーだったのです。その中で、サプライチェーン管理の重要性がこれまで以上に注目され、また、自然資本も現実の課題として議論されるようになりました。

こうしたことを背景に、レスポンスアビリティでは昨年から、この分野で世界の最先端を行く英国のTrucost社と業務提携を行い、サプライチェーン上の環境負荷＝リスクを定量的に明らかにするサービスも開始しました。（サプライチェーン上のリスクの定量評価サービス）

これまで私たちが行ってきたCSR的観点からのサプライチェーンマネジメントや、責任ある原材料調達方針の整備支援などと合わせ、競争力があり、しかも持続可能な調達体制を作るための総合的なお手伝いができる体制にさらに近づいたと自負しています。

調達網だけではありません。多くの企業の活動がますますグローバル化していく中、自然資本を増強・復元することや、各地の社会資本に価値を創造することも重要な課題です。各地の自然環境と社会情勢に応じたCSR活動が、ますます重要になって来ているのです。これも私たちのこれまでの知識と経験が生かせる分野です。

愛知目標の目標年である2020年に向けて、ビジネスの新しいルールが作られつつあります。2013年、レスポンスアビリティはこれまで以上に、その動きをいち早くお伝えすることはもちろん、その中で高く評価され、真に持続可能な企業作りのお手伝いを全力で行う所存です。