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なぜサプライチェーン上のリスクを可視化しなくてはいけないのか?

サプライチェーン上のリスクを明らかにしなくてはいけない理由はいくつかあります。一つは近年、企業の責任範囲が拡大し、サプライチェーンも含めた管理を求められるようになっているからです。しかし、それ以上に重要なことは、企業にとってもっとも大きなリスクは、自社の中ではなく、サプライチェーン上にあることが多いということです。いくら自社の内部ではしっかりと環境負荷を管理していても、自社の外、サプライチェーン上にリスクがあったのでは、ある日突然、操業がストップしたり、ブランドイメージが失墜してしまうことになりかねません。そうした事態を未然に防ぐためには、どこにリスクがあるかをしっかりと把握し、管理することが必要なのです。

リスクはサプライチェーン上にある

今日では、企業のサプライチェーンは世界中に拡大し、非常に複雑になっており、サプライチェーン上のどこにどのような環境リスクがあるのかを把握することは非常に困難です。

しかも、世界の人口増加や経済の成長とともに、気候変動、生物多様性の劣化、水不足といった環境問題が、今世紀に入ってますます深刻化し、世界では農作物をはじめとした商品価格の上昇が企業の利益を圧迫するケースも報告されています。安定的に原材料を調達するには、これまで以上に環境リスクに配慮する必要があります。事業をより持続可能なものにするために、自社だけではなくサプライチェーン全体を含めたリスク管理が求められるのです。

このような中、海外では既にサプライチェーン全体の環境負荷を定量化=可視化する取り組みが始まっています。

例えば飲料メーカーがフルーツジュースを製造する場合、果実が栽培される農場での水の利用が圧倒的に多く、水の利用に関しては原材料生産地に最も大きなリスクがあることが分かります。そのため、リスクを回避するためには、工場内での節水や循環利用などの取組みだけでは不十分であることは明らかです。サプライチェーンのどこに大きな環境リスクがあるのかを把握することで、効果的にリスクを回避することが可能となります。

御社のサプライチェーン上の環境負荷を定量的に評価することで、近い将来に起こりうるリスクを回避し、持続可能な調達網を築き、長期にわたり安定的な経営が行えるようになるのです。

また、環境負荷の定量評価を通して、環境負荷を軽減させる取り組みの意義を、社内関係者、株主、そして消費者に、定量的なデータを用いて説明することができるようになり、ステークホルダーの理解を得ながら長期的に本質的な課題に取り組めるようになります。

レスポンスアビリティは、この分野で世界の最先端を行く英国のTrucostと共同で、日本企業の皆様のサプライチェーンを含めた環境負荷の定量化=可視化、リスク評価、さらにはこうしたリスクに戦略的に対応するサプライチェーン管理のお手伝いをいたします。

 

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