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CSR調達

要求高まる、倫理的で責任ある調達 〜人権から環境まで〜

企業の持続可能性のリスクとして近年注目されているのが、サプライヤーにおける労働慣行等です。特に発展途上国のサプライヤーの工場においては、児童労働、長時間労働、安全衛生に対する配慮の不徹底、腐敗などの問題があることも少なくありません。たとえそれが直接的にはサプライヤーの責任であったとしても、そのようなサプライヤーと取引をしていることが、自社の責任であると追求され、ブランドイメージを著しく損なうリスクもあります。

またこうした労働条件に起因する不満や事故が、サプライヤーの操業を止め、ひいては自社の製造プロセスまで止めてしまうというリスクもあります。ですから、たとえ消費者やNGOから糾弾されるような違法行為や反倫理的なものではないとしても、サプライヤーの従業員に安心して安全に働いてもらえるようにケアすることが、ビジネスを継続するために必要なことなのです。

形だけのCSR調達は、リスクを深刻化させる

こうした問題への取り組み方法として、厳しいルールを設定し、サプライヤーに遵守を求めるやり方があります。しかし、一方的にルールを押しつけるためでは、決してうまくいきません。むしろ、問題を隠蔽し、リスクを深刻化させることすらあるのです。

そうではなく、倫理的で責任ある調達を実現するためには、現場の従業員とのコミュニケーションを密にし、安全意識等を高めるための教育や訓練を行うなどして、サプライヤーが自主的にルールを遵守できるようにするための徹底したサポートを行なっていくことが必要なのです。このような取り組みがきちんと機能すれば、サプライヤーにおける生産性や品質の向上、従業員の離職率の低下など、サプライチェーン全体を持続可能とすることができるのです。

もちろん言うは易し行うは難しなのですが、私たちはこの分野において、日本でもっとも早い時期から、代表的な事例を作ることをお手伝いしてきました。その経験を元に、サプライヤーにおける労働慣行上のリスクの発見、実効性のある基準やルール作りはもちろん、そうした基準やルールをサプライヤーが遵守できる体制となり、サプライチェーン全体の競争力を増すところまで、地域や業態に合わせた、きめ細かいサポートを実施いたします。

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